こんにちは。ちよ子@r_chiyokoです。
最近よく耳にするようになった産後クライシス。
産後クライシス(さんごクライシス)とは、出産後から2 – 3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象を指し、2012年にNHKが提唱した用語である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私は妊娠中に知りました。
母親になることで、夫への愛情がなくなる女性が多いようです。
産後クライシス怖いですよね。
色々な記事を読み込み知識を蓄え、
自分なりにしっかり準備、心構えは完璧!
回避するために努力したつもりだったのですが・・・
今は離婚したくて、離婚したくて、
人間をやめそうな勢いです\(^o^)/
取り返しがつかないほどに夫婦仲が悪化した我が家。
夫婦で傷つけあうことを避けることはできなかったのか?
結論から言うと、産後は無理!妊娠中に対策がおススメです。
離婚したくなったきっかけ、体験を振り返りながら
産後クライシスの原因と解決方法をお伝えします。
目次
産後クライシスが起こる原因
産後クライシスについては
以下の記事がとても参考になります。
参考 産後クライシスとは
産後の様子を街に例えた、こちらのコラムも必見です。
参考 産後クライシスで失うものと、新しい街
妊娠中から産後1年間で私達に起きたこと
妊娠から出産までは仲良し(妊娠~産後2ヶ月)
妊娠中に知った産後クライシス。その時は
「離婚するなんて、とんでもない!」
と思うくらいに、仲の良い夫婦でした。
そもそも、子どもが欲しいと熱意を持っていたのが夫の方で
出産や育児に不安になる私を励ましてくれていたのです。
そして、出産。
多忙で無理かと思っていた立会い出産も
奇跡的に叶い、夫は一瞬で親バカ化。
さらに、実母による手厚過ぎるサポートのおかげで
全く無理のない産褥期を過ごすことができました。
気持ちとしては
60%幸せ、30%眠い、10%しんどい
この時点で、夫へのイライラは皆無。
穏やかな気持ちで、新生児育児ができました。
産休のみで仕事復帰してから夫婦仲に亀裂(産後3ヶ月~6ヶ月)
パートで育休制度がなかったので
産休のみで仕事に復帰しました。
娘は生後2ヶ月から保育園に通っています。
とんでもなく大変でした。
産休のみで復帰は、予想をはるかに超えて厳しかったです。
勤務先に正社員で育休取得してない先輩方が5名いたので、
私も大丈夫だろうと。正直、舐めてました。
生後半年くらいまでは
記憶が曖昧になるくらい大変でしたね。
夫が何をしていたのかもよく覚えてないです。
夫の育児への参加が期待していた3分の1にも届かず、
不満が蓄積していきました。
「ちよ子は産むまでがんばってくれたら、あとはオレが全部やるよ!」
妊娠中に励ましてくれた夫の言葉。
それを信じて復職を決心したのに
見事に裏切られて、夫婦仲がビキビキに。
育児ノイローゼで家庭がボロボロ(産後半年~1年)
生後半年、それは離乳食のはじまり。
Instagramで#離乳食 を検索したら
もれなく死ぬくらい苦手でした。
ベビーフードを活用し尽くして乗り越えましたが
離乳食って手作りしないと
無駄な罪悪感を感じませんか?
この時期は、
「娘をどうにか育てないと」
「でも私はダメな母親だ」
「離乳食すら手作りできないなんて。」
「愛情に自信がない。娘が可愛く思えない。」
「最低な母親だ。消えて無くなりたい。」
まさに育児ノイローゼ!
家事が全く出来なくなり、
娘の世話だけを機械的にこなしていました。
ちょうど夜泣きも酷くなったので、
睡眠不足で心身ともにボロボロ。
一番辛かった時期です。
夫は離乳食にも無関心で
私が苦しんでいることを理解できないようでした。
「妻が家事を全くしない」
「母親として甘えてる」
そんな言葉で追い詰められ、
夫婦の会話はなくなりました。
PMSから大喧嘩に発展して修復不可能
「なにもかも睡眠不足のせい!」
負のループから抜け出すために
娘が10ヶ月の頃に夜間断乳をしました。
1週間くらいで夜通し寝てくれるようになり、
これで体も楽になると喜んだのも束の間。
生理 is back.
授乳中は生理がないと勘違いしていました。
予想よりも早い再開。そしてPMSの復活。
PMSの症状が出産によって改善する場合もあるようです。
そんな希望をなぎ払う如く、
妊娠中休んでいた分が凝縮されたのか!?
と、疑うくらいPMSがパワーアップ。
夫にイライラをぶつけるだけでなく
娘まで怒鳴るようになってしまいました。
お互いに不満をためながらも冷戦状態だった私たち。
娘を怒鳴ることで、夫が我慢の限界を超え
遂に大喧嘩に発展しました。
大喧嘩の末、夫の口から
「他のヒト(女性)と娘を育てたい。」
とんでもない暴言が飛び出て
私の心はこの時に決まりました。
― BAD END ―
産後クライシスを乗り越えるために妻にできること
産後クライシスと育児ノイローゼは同時に起こりやすいと考えています。
とにかくストレスを溜めないことが大事です。
妊娠中に夫婦で育児勉強会を開く
夫が主体的に育児に関わるかどうかが、
産後クライシスを避けるために最も重要だと思います。
産まれてからだとゆっくり話す余裕がなく、
気がついたら産後クライシス!
なんてパターンが多いでしょうから
「妊娠中に夫婦で育児について一緒に勉強しておきたい。」
と誘ってみるのがオススメです。
父親学級のような内容よりも
育児のスケジュールを具体的に見てもらったり
トラブルが起きた場合どうするか
予め、相談しておきたいですね。
手作りと愛情は関係ないと知る!
SNSや雑誌ではキラキラしたママが目立ちます。
憧れますよね。
でも真似してみて疲れたら、スッパリ諦めて大丈夫です。
愛情不足ではなくて向き不向きの問題なので、
疲れてまで理想の育児を頑張る必要はありません。
アーティストとアスリートの得意分野が全然違うように
プロとアマチュアの世界が違うように
ママの愛情を比べるのは無理です。
毎日すくすく育っている子どもこそが愛情の結晶です。
頑張りすぎないでホッとできる育児を目指しましょう。
とにかく寝る!
寝るしかない!
けど、寝れない!ツライ!
睡眠不足の悪影響は計り知れません。
ネントレの本を妊娠中に読んでおくのはオススメです。
それでも寝ない子は個人差がありますよね。
夫に頼んで寝かしつけを代わってもらえるように
早めに作戦を練っておきましょう。
一緒にネントレに取り組むのもいいかもしれません。
子どもを預けられる場所を確保する
一時預かりやファミリーサポート
ベビーシッターの制度は
妊娠中から調べておきましょう。
いざ必要になってからでは
利用できない場合があります。
夫が激務で近くに頼れる親戚がいないと
ワンオペ育児で産後クライシス待った無しです。
月に一度リフレッシュの日をつくり
それを楽しみに過ごしましょう。
産後クライシスにならないために夫にできること
産後クライシスは夫が仕事熱心なほど陥りやすいです。
家族のために仕事を頑張る気持ちは大切ですが、
家では奥さんが慣れない育児で悲鳴をあげている可能性があります。
育児本や子育て情報サイトを見る
わからないことを妻に聞くのはやめて、自分で調べましょう。
妊娠中からやっておくと、なお良しです。
例えば、病気やアレルギーは事前に知っておく必要があり、
母親は必ず勉強しています。
予防接種のスケジュール管理も
低月齢からみんな必死で取り組みます。
その大変さを、何割の旦那さんが知っているのでしょう?
はじめての育児であれば母親も父親もスタートは同じ。
一緒に知識を増やし、意見を交わせば
産後クライシスになる確率はグッと減るはずです。
オムツとミルクは言われる前にやる!
「やっておいたよ」と報告されるのを妻は待っています。
何度も頼むのはそのためです。
「慣れている母親がやった方が早い」と
効率が悪く感じるかもしれませんが、
育児に参加してほしい。せめてオムツくらい替えて!
というSOSなので、積極的に替えましょう。
頼まれてからオムツを替えているうちは
妻は不満をためているので気をつけてください。
寝かしつけにトライし続ける!
「代わってもらえたら一番嬉しいのは?」すると、
およそ90%のママが回答。
選ばれたのは、寝かしつけでした。
なんて、冗談はさておき
それくらい寝かしつけをしてくれると嬉しいです。
中々寝ない子に悩むママは多いので、
パパが初めから上手くできないのは当たり前。
“パパとならすぐ寝る”
という子も意外といるので
休みの前日は、ぜひとも寝かしつけをしてください。
産後クライシスの解決方法まとめ
育児に参加しない夫を変えようとするのは
残念ながら無理です。
うちの場合は
「私は家事と育児を両立できない。助けてほしい」
これだけハッキリ伝えても、
理解してもらえませんでした。
夫に期待するのをやめて
疲れた心を自分で癒すしかないです。
つまり、産後クライシスは産後に対策できません。
解決するのが非常に難しい問題だからです。
出産前に出来る限り話し合っておきましょう。
最後に
もし、この記事を男性がここまで読んでくれたとしたら
あなたは変わってしまった妻のことで
傷つき、辛く思っているかもしれません。
奥さんが望んでいることは
育児を手伝うことではなくて、
一緒に子どもを育てていくことです。
母親は、体も心も脳も血液も
全て入れ替わるくらいの
パワーを育児に注いでいます。
自分と妻の関係は一旦リセットして
産まれた子の事だけを
家にいる間だけでも、全力で考えてみてください。
お子さんが3歳になる頃には
少し雰囲気は変わっているかもしれませんが、
貴方のことを愛してる大切な奥様が戻ってくるでしょう。
子どもが2歳までのうちは
一緒に四苦八苦しながら
育児に奮闘してください。
夫婦そろって家事も育児も頑張りすぎているときは、
人やサービス頼れるものには頼りまくって
とにかく休む時間を増やしましょう。
ちよ子
愛するお子さんのために
傷つけ合わない夫婦でいたいですね。
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